WB HOUSE 新築工事

【薪ストーブ】現代の薪ストーブは、こんなにもスタイリッシュです。来年の冬ごろ、手土産を持って、薪ストーブの温かさを体感しに行きたいと思います。WB HOUSE の住宅と薪ストーブがどんな相乗効果を生むのかも楽しみです。

こちらで特筆すべきはなんと言っても薪ストーブです。薪ストーブの良いところは、先ずはそのインテリアとしてのデザイン性の高さにあるのではないでしょうか。エアコンの様に空気が乾燥することもなく、石油ストーブよりも暖かさが広がりやすいなどのメリットは様々ですが、この見た目と実際に火を焚べた時に踊る炎は、外で冷えた体も心もじんわりと温めてくれることでしょう。もちろんデメリットがないわけではなく、通常の石油ストーブと違いその名の通り薪を燃料とします。薪をストック出来るスペースが求められますね。ただ、化石燃料に頼らないという点では優れているとも言えます。薪ストーブの導入は依頼者さまのご希望でもあったのですが、「夏は涼しく、冬は暖かい」ことが特徴のWB HOUSE×薪ストーブという試み自体、興味深い案件でした。
一冬越えたその後の住心地について尋ねたところ、冬でも家自体が暖かいため、毎日薪ストーブを焚く必要はないようです。薪の消費も抑えられるとなれば、WB HOUSE×薪ストーブの相性は良いと言えそうです。

【玄関ポーチ・樹脂デッキ】玄関ポーチから樹脂デッキへの出入りもすぐにできるよう段差を少なくして配置してあります。軒天には杉板を張り、クリア塗装にて仕上げました。これから日に焼けて、どんな表情を見せてくれるかも楽しみです。 【LDK】22帖のLDKです。天井高さを2650mm確保し、化粧梁を見せています。化粧梁やキッチン上の天井は、同じクロスを貼り、一体感を演出しました。 障子 【パントリー】今回の棚板は、300mmの杉板を継いで350mmの奥行に造作し、すべて固定棚でパントリーの家具を造作しました。一番奥には、ミシンなどの家事をするためのカウンターを設置しています。

他にも、浴室やトイレのフロアタイルを通常よりも目地の少ない大判のものを採用することで掃除し易くしたり、障子をアクリル板にすることで破れたり貼り替えたりする必要が無いようにしたりと、ご高齢になっても手のかからない工夫が織り込まれています。

設計
多田修一郎
施工
工建設株式会社
工法
WB HOUSE